ダイエット、始める前のTips。(その2)


ダイエット、アナタはそのゴールとプロセスのイメージを、描いていますか?

ダイエットで気をつけるべきことは、とにもかくにも、ある程度の結果をだすまでに、時間がかかるということです。


そしてこの時間がゆっくりと流れる間、私たちの気持ちのありようは、その日の気分次第で、さながら猫の目のように、クルクルと変わってしまいます。

とりわけダイエットを始めたばかりの頃は、なんとなく精神的に不安定にもなるし、体重計の数字が変わらなかったことひとつで、ずいぶんとガッカリもするものです。


そんなときに必要になるのが、アナタがダイエットをはじめるときに描いた、成功までの手順イメージの記録。

自分のゴールと、そのゴールにたどりつくための手順を、なるべくクリアなイメージとして、カタチに残しておくことが大切です。

できれば、安くて構わないのでダイエット専用の薄いノートを、一冊買ってきてください。

そして、その最初の一ページ目に、アナタのダイエットの達成イメージを、ていねいに大きな文字で書いておく。
最後に、ダイエット開始日の日付を、上に入れておきましょう。

たとえば、次のようなことについて、あとで自分で見返してわかるように、書きしるしておきましょう。

・たどりつくべき最終の目標体重は、何キロに設定しましたか?
・そして、どれくらいの日数をかけて、それを達成するつもりですか?
・無理のないペース設定だと、自分でも思いますか?
・ちゃんとステップは踏んでいますか?1週間で何グラム減量するメドをたてていますか?
・うまくいかない時、体重の減少がゆるやかになったときの心構えはできていますか?
・ストレスがたまったときの気分転換の方法は、前もっていくつか用意してありますか?

大切なのは、うまくいかない中だるみ、スランプの時がでてくることを当然の前提として、それに対する気持ちの備えを、先回りして準備しておくことです。

ダイエットは、けっこう大変な難事業です。

うまくいかない点がひとつやふたつあって、むしろ当たり前なのです。

ひとつやふたつのささいな失敗にめげてしまって、ダイエットを挫折してしまうことこそ、もっとも避けるべきことです。

だから、自分がめげそうになる時がいずれやってくるということを、気持ちのうえで、あらかじめ織り込み済みにしておくこと。

そういう時は、「想定の範囲内です」と、ホリエモンを気取って、ひとりつぶやいてみましょう(古いネタでゴメンナサイ!)。


とにかく、ダイエットは「続けてなんぼの世界」です。

そのためには、失敗やスランプも含めて、ゆるやかでよいので、ある程度具体的に、達成までの道のりを前もってイメージしておくことが大切。

そして、ダイエットをしながら、現実のアナタの生活にあわせて、最初にたてたイメージを少しづつ修正していくのです。


なにも考えずに、「5キロくらい落とそ!」とダイエットをはじめてしまうことこそ、失敗への最短距離(笑)を走ることになるのです。

ダイエットは、なかなかに成功へのハードルが高い一大プロジェクトなのだと、自分自身に、あらかじめよおく言い聞かせておきましょう。